(株)東京カンテイはこのほど、11年9月末時点の「旧耐震基準マンション」棟数・戸数を、大都市圏・都道府県別に集計、発表した。
同調査では、1981年6月以前に建築確認申請が受理され建築されたマンションを旧耐震とした。全国の旧耐震マンションは、3万8,662棟、146万9,423戸。そのうち三大都市圏には3万4,125棟(88.3%)、129万5,636戸(88.2%)となった。特に首都圏では、全棟数の62.1%、総戸数では57.6%と、いずれも半数以上のシェアを占めている。
都道府県別では、棟数・戸数ともに東京都がトップに(1万1,195棟・43万5,842戸)。2位は、棟数が神奈川県の5,961棟、戸数は大阪府の20万8,177戸となった。また、旧耐震マンションの1棟当たりの戸数は全国平均で38戸、首都圏35戸、中部圏34戸、近畿圏48戸と近畿圏の戸数規模が大きくなっている。