不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2011/11/10

住宅事業が好調に推移、大幅な増益に/住友林業12年3月期第2四半期決算

「材木建材事業、住宅事業が利益を牽引した」と話す住友林業(株)代表取締役社長・市川 晃氏
「材木建材事業、住宅事業が利益を牽引した」と話す住友林業(株)代表取締役社長・市川 晃氏

 住友林業(株)は9日、12年3月期第2四半期決算を発表した。

 当期(11年4月1日~9月30日)の連結売上高は、3,950億9,100万円(前年同期比5.7%増)、営業利益は94億1,400万円(同93.2%増)、経常利益は97億6,000万円(同91.6%増)、当期純利益は56億4,500万円(同269.7%増)と大幅増益となった。

 木材建材事業では、新設住宅着工戸数が前期を上回るペースで推移したほか、東日本大震災の影響による一時的な資材不足が発生したため、輸入合板等を中心に取扱い数量が増加し、販売単価も上昇。その結果、売上高1,918億5,800万円、経常利益26億3,100万円を計上した。
 
 海外事業では、建材製造事業においてインドネシアでは堅調に推移したものの、豪州では同国経済の停滞と豪ドル高の影響等により低調に推移したほか、米国、豪国の住宅事業は市場鈍化の影響を受け、売上高129億7,600万円、経常損失8億800万円となった。

 住宅事業では、戸建注文住宅事業において、前期からの繰越工事中物件数の増加等により、完工引き渡し棟数が増加。リフォーム事業においても商品ブランドの統合や、定価制リフォーム商品の拡販に注力し、売上高1,681億8,600万円、経常利益85億6,200万円。

 10日の記者会見において、同社代表取締役社長・市川 晃氏は「材木建材事業、住宅事業が牽引した。収益の安定化に向け体制は整いつつあるが、経済の先行きが不透明なため、今後は成長の鈍化は避けられないだろう」などと述べた。

 なお通期では、連結売上高8,300億円、営業利益230億円、経常利益230億円、当期純利益130億円を見込んでいる。

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