不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2011/11/10

完成工事高2ケタ増も利益率ダウンし増収減益/長谷工12年3月期第2四半期決算

 (株)長谷工コーポレーションは10日、2012年3月期第2四半期決算を発表した。

 当期(11年4月1日~9月30日)の連結売上高は2,337億5,400万円(前年同期比13.6%増)、営業利益は100億8,500万円(同▲7.0%)、経常利益は87億6,000万円(同▲6.8%)、当期純利益は56億4,500万円(同▲22.0%)。マンション市況の回復を受け、主力の設計施工関連事業が順調に業績を伸ばしたが、受注競争の激化等により完成工事総利益率がダウンしたことで、減益となった。

 設計施工関連事業は、完成工事高が1,512億円(同17.1%増)と増加。完成工事総利益率は10.1%(同▲1.1ポイント)となり、売上高1,412億円(同7.7%増)、営業利益106億円(同▲3.9%)。東日本大震災による竣工・引渡遅延等の影響はほとんどなかった。

 不動産関連事業は、建築受注を目的とした不動産売却は増加したものの、震災の影響によるユーザーマインド低下や新規供給減で、モデルルーム来場、契約戸数は減少。売上高422億円(同75.8%増)、営業損失2億円(前期:営業利益3億円)となった。

 なお、通期については、不動産取引増による売上高の増加は見込めるが、依然として景気の先行きが不透明で、労務不足等による建築コストの上昇懸念があることから、完成工事高3,360億円、完成工事総利益率9.4%、完成工事総利益316億円にとどまる一方で、震災の影響による竣工遅れや利益率の低下はないと予想。連結売上高5,200億円、営業利益230億円、経常利益180億円、当期純利益90億円を見込んでいる。

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