不動産ニュース / 開発・分譲

2011/11/28

マンション向け太陽熱利用給湯システムを開発/三菱地所レジデンスほか

 三菱地所レジデンス(株)と(株)メックecoライフは、再生可能エネルギーである太陽熱をマンションに活用した新型給湯システム「soleco(ソレッコ)ジョーズ」を開発。東京都の「新築住宅への太陽熱新技術等提案事業」に採択されたと発表した。

 同システムは、マンションの屋上等に太陽熱集熱器を設置し温水をつくり、「エコジョーズ」(潜熱回収型給湯器)と組み合わせ、ガス消費量とCO2排出量を軽減するもの。太陽熱の利用は一戸建てが中心で、マンションでの普及は進んでいなかったが、(1)全戸の水道水を一括購入すること、集熱器はメックecoライフの所有、給湯器はリース方式とすることにより居住者の初期負担を軽減することなどで、太陽熱利用の導入を容易にしたのが特徴。また集熱器内の温水は、災害時には生活用水として使用することができる。

 今後は、同システムの実証実験を重ね、来春の実用化を目指す。既に導入済みの「soleco(ソレッコ)」(一括高圧受電と太陽光発電を組み合わせたオリジナルエコシステム)と併せて、マンション居住者のガス代・電気代の負担を軽減しながら、地球環境に貢献していく方針。

 なお、都の「新築住宅への太陽熱新技術等提案事業」は、集合住宅を中心とした新築住宅の事業者向け太陽熱導入促進補助事業の支援対象として、新たな施工技術等を含むシステムを公募する事業として、11年度より実施されている。

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