東京セキスイハイム(株)は、分譲住宅事業を強化する。その第1弾となる「スマートハイムシティ印西牧の原」(千葉県印西市、総区画74区画)の販売を本格化した。
同社は、7月1日からの生販一体運営移行に伴い、分譲住宅事業への注力を大きな柱とし、首都圏マーケットの多様なニーズに対応すべく、ボリュームゾーンの1次取得者層を対象に、まちづくりを含めた分譲住宅事業を強化。シェア拡大を図っている。
28日会見した同社代表取締役社長・渡辺博行氏は「11年4月に分譲事業部を発足させた。分譲住宅事業の拡大に向け人材採用を強化し、4月には約70人が入社した。今年度は、300区画分を仕入れる予定で、上期には114区画を取得した。宅地販売価格は坪単価50~60万円を上限と考え、山梨・埼玉・千葉を中心に用地仕入れを行なっている。下期も100棟販売を目指したい」などと語った。
「スマートハイムシティ印西牧の原」は、開発面積1万4,797.07平方メートル、北総線「印西牧の原」駅徒歩6分に位置する分譲住宅および建築条件付き売り地。分譲地内すべての住戸にHEMS「スマートハイム・ナビ」を標準搭載し、光熱費節約サポートWEBサイト「スマートハイムFAN」を組み合わせることで、より省エネを実現する。また約7割の住戸に太陽光発電システムを搭載、宅地の緑化率3割以上確保などにより、街区全体でCO2排出量50%の削減を実現する。草木のレイアウトを工夫し統一感ある美しいまち並みをつくるガイドラインや、子育てに配慮したタウンデザインで、緑豊かで安心・安全なまちづくりを行なう。
宅地の販売価格は1,575万6,000円から。土地と建物で4,000万~6,000万円程度を目安としている。これまで23区画を販売しており、7区画が成約済。2012年12月頃までに全区画の売却を目指す。