


(株)長谷工コーポレーションと(株)長谷工ライブネットは29日、12月1日にオープンするサービス付き高齢者向け住宅「ライブガーデン千葉浜野」(千葉市中央区)のマスコミ向け見学会を開催した。
「ライブガーデン千葉浜野」は、長谷工コーポレーションの社員寮であった物件を、サービス付き高齢者向け住宅(以下、サ付住)としてリノベーションしたもの。
敷地面積2,605.12平方メートル、鉄筋コンクリート造地上4階建て。単身者向けの18平方メートタイプの部屋(Aタイプ)69室、夫婦向けの36平方メートルタイプの部屋(Bタイプ)3室からなる。その他共用施設として、共同キッチンや、浴室(手すり付きユニット、機械浴室)などを備えている。
賃料は3万6,000~4万5,000円(Aタイプ)、7万8,000~8万2,000円(Bタイプ)、共益費は2万円(Aタイプ)、2万5,000円(Bタイプ)、基本サービス費は1人入居で2万5,000円、2人入居で5万円。月の負担は、食費をも含め、一人13万5,000~14万円という料金設定となっている(介護費用等は別)。
また、地域包括ケアシステムの居宅介護事業所((株)やさしい手)を併設、入居者・周辺の要介護者に向けて生活支援サービス・介護サービスを提供するほか、医療法人社団ふけ千葉病院との連携により、医療サービスも提供できる体制を整備。要介護度が高い人や認知症患者、その他胃ろう、バルーンカテーテル、在宅酸素といった医療行為の必要な人の入居も可能とした。
見学会の冒頭、挨拶に立った長谷工ライブネット代表取締役の木下 寛氏は、「“年金の範囲で住居費と介護サービスをまかなえるものを”、をコンセプトに計画を進めた。これまでに約250組500名の来場者があり、仮申し込みは72室中46部屋にものぼっている。これは高齢者向けの住宅・施設ではかなりいい反響」とコメントした。
同社では、今後も積極的にサ付住の供給を手掛けていく意向。
なお、同日付で同物件が千葉市にサ付住として登録されたことが明らかにされた。同物件が千葉市のサ付住第1号であり、千葉県でも第1号となる。