


トヨタホーム(株)は、トヨタ自動車(株)が2012年1月30日から「プリウスプラグインハイブリッド(PHV)」を発売するのに合わせ、同車購入者を対象とした家庭用充電設備工事を、トヨタホーム販売店およびミサワホームグループのミサワホームイング(株)各支店で受け付けていく。
PHVの電気自動車としての航続距離は約26㎞のため、家庭で安全に充電できる設備を設置する必要がある。そのため、トヨタのカーディーラーを通じPHV購入者に対し、充電設備等の工事を提案していく。トヨタホームとミサワホームイングは、専門教育を受けた600名の営業スタッフと800名の施工スタッフを育成しており、充電設備の販売から設置工事、アフターサービスまでをワンストップで提供する。また、将来的には、充電工事に付随したリフォーム提案なども行なっていく。
充電器は、設置条件に合わせ、専用コンセントタイプ、ポールタイプ、壁掛けタイプの3種類を用意。同時に、スマートフォンでの充電予約、電力消費のピークカットなどの充電をサポートするツール、「H2V Manager(エイチツーブイ・マネージャー)」も販売していく。充電設備価格は、工事費込みで9万5,000円~21万円。「H2V Manager」は5万5,000円。充電器は、PHVのみ対応し、他社のEVは充電できない。
なお、29日に発表されたプリウスプラグインハイブリッドの価格は、320万円から。同日会見した、トヨタ自動車副社長の佐々木真一氏は、PHVを「将来の“スマートコミュニティづくり”の第一歩」と位置付け、今後PHVを「H2V」(電気自動車やPHVから家庭への給電)に対応させたい考えを明らかにした。