不動産ニュース / ハウジング

2011/12/1

東京23区内で初となる木造耐火構造3階建ての有料老人ホームが完成/住友林業

外観。外装にも国産木材を使用している
外観。外装にも国産木材を使用している

 住友林業(株)は11月30日、東京23区内で初となる木造耐火構造3階建ての有料老人ホームを建設、引き渡しを行なったと発表した。

 同老人ホーム(施設名:グランダ多摩川・大田)は、平成22年度第1回「木のまち整備促進事業」に採択されたプロジェクト。事業者である(有)円宿から住友林業が設計・施工を請け負い、施設の運営は(株)ベネッセスタイルケアが行なうもの。
 
 建物はツーバイフォー工法3階建で、部屋数は48室。優れた防耐火性能を有する「耐火構造」としながらも、外壁には同社独自の外装材「ウッドウォールジャケット」を採用。また、施工後の着脱を容易にし、メンテナンス性を向上させることで敬遠されがちな外装への木材使用を可能とした。
 一方、内装には国産杉の突板を用いた天然木突板連続シート「ウッドピール(不燃材料)」を用い、エントランスから続くホールには国産ヤマザクラの無垢フローリングも使用している。
 
 同施設は同社が4月に新設した「木化推進室」が設計・施工に携わった初の物件となることから、同社では、今後の拡大が期待される非住宅分野での木造化と内装等の木質化において、国産材を軸とした新たな基準・規格づくりを推進し、木材資源の新たな用途拡大を目指していく考え。

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