不動産ニュース / 開発・分譲

2011/12/2

地元企業とも連携、震災復興住宅の供給体制確立/すてきナイスG

 すてきナイスグループ(株)は、東日本大震災被災地での復興住宅供給体制構築を本格化する。木材事業などで取引のある地元工務店などと合弁会社を設立。すてきナイスグループが開発した復興住宅「フェニーチェホーム」を販売していく。

 「フェニーチェホーム」は、同社の戸建住宅「パワーホーム」のノウハウをベースに、長期優良住宅を上回る高い基本性能を持つ躯体に、太陽光発電システムを標準装備。建物価格は850万円(16坪タイプの基本プラン、太陽光発電システムの設置費用含む)で販売する。

 同社はすでに、「フェニーチェ東北ホーム(株)」(宮城県仙台市)を立ち上げ、同商品の普及・販売活動を開始。また、岩手県、宮城県、福島県それぞれの取引企業と合弁会社を設立。これら合弁会社を通じ、フェニーチェホームを供給していく。また、合弁会社についても、今後数年間かけ10社まで増やしていく方針。

 供給にあたっては、地元の県産材、県内の工場で生産された建材・設備機器を優先的に使用するほか、施工は地元工務店に依頼するなどして、地元経済・産業の復興に寄与していく。

 すでに、岩手県でモデルハウスを公開しているが、「被災地では、まだ行政の土地利用方針がはっきりしていないため、被災者も“家を建てたいけれど、どこに建てればいいのか分からない”と迷っている段階。11年度中に建設、売上計上できる段階ではない」(同社代表取締役社長・日暮 清氏)とし、11年度は12年度の本格供給へ向けた足固め期間としている。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年12月号
コスパと効果、どちらも大切!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/10/1

「海外トピックス」を更新しました。

vol.433 世界遺産都市マラッカの医療ツーリズム環境【マレーシア】」を更新しました。

医療を目的に渡航する「医療ツーリズム」。マレーシアは近年、その医療ツーリズムの拠点として成長を遂げています。今回は、歴史的街区が有名な国際観光地マラッカの病院を取材。多くの医療ツーリストを受け入れている環境について探りました。…続きは記事をご覧ください☆