三井不動産レジデンシャル(株)は、香港系ディベロッパー「瑞安(シュイオン)グループ」が手掛ける大規模複合開発「佛山嶺南天地」(中華人民共和国広東省佛山市)の一部に参画、住宅分譲事業を展開すると発表した。中国華南エリアでは、日系ディベロッパー初の住宅分譲事業となる。
佛山市は広東省の中央南部に位置し、東に広州市、南に香港とマカオが近接。世界有数の製造業集積地である珠江デルタ地帯の貿易拠点として、外国貿易が盛んなエリア。
同社が手掛けるのは「区画18」と呼ばれるエリアで、地下鉄「普君北路」駅に近接している。同社は、42階建て、39階建て、28階建てと全3棟・約880戸の分譲マンションのほか、商業施設、幼稚園、クラブハウス、テニスコート、屋外プールなどを一体開発する予定。2011年12月着工、15年3月竣工予定。
同社は、中国をはじめとする東アジアを戦略エリアと位置付け、住宅分譲事業や商業施設事業等を展開している。今後も上海、北京および広州の現地法人を起点に、中国主要都市にて住宅分譲事業や商業施設事業、複合開発等を展開していく計画。