(株)新日鉄都市開発は、大規模複合マンション「テラス渋谷美竹」(東京都渋谷区、総戸数196戸、分譲戸数128戸)のマンションギャラリーを2012年1月7日にオープン、2月から販売を開始する。7日、ギャラリーを報道陣に公開した。
同マンションは、1959年に(財)東京住宅協会(現:東京都住宅供給公社)が建設した住戸40戸と事務所の複合ビル「美竹ビル」を、円滑化法により、業務施設および店舗、住宅に建て替えるもの。同社は04年に(株)UG都市建築とともに事業協力者に選定され、開発を進めてきた。現在再開発が進む「渋谷」東口エリア(各線「渋谷」駅徒歩1分)という好立地。
建物は、鉄筋コンクリート造一部鉄骨造の地上17階地下3階建て。低層部が業務施設と店舗、中高層部が住宅となる。東日本大震災後の安心・安全ニーズの高まりに応え、3階と4階の間に中間免震構造を採用した。外観は、ホワイトタイルとガラスの鮮やかなコントラストで構成。採光のためにライトスリットを入れ、その内廊下にリラクゼーションルームやサロン、スタディルームなどの共用施設「ライトスリットルーム」を導入する。
そのほか、コンシェルジュサービス、フラワーデリバリーサービスや医療提携サービス、近隣の「セルリアンタワー東急ホテル」と提携した宿泊や宴会場サービスなども用意する。
住戸は、1K~3LDK、専有面積約33~113平方メートルで、中心面積帯は60~70平方メートル。販売価格は3,000万~1億8,000万円超で、中心価格帯は8,000万円台。11年6月の資料請求受付開始以来、約3,000件の反響を得ている。
同日、挨拶に立った同社住宅事業部長の林 英治郎氏は「震災以降、免震に関する関心が高まっており、同物件ではより性能の高い中間免震構造を採用した。同社はマンション建て替え事業において、すでに8件を完成させており、現在も5件が進行中。今後は都心部でも積極化していきたい」などと語った。
12年2月下旬より登録受付を開始。竣工は13年2月の予定。