(株)大京は、首都圏・近畿圏の小規模マンション(総戸数50~80戸)に「電力一括購入システム」を導入していく。
「電力一括購入システム」は、割安な高圧電力をマンションが一括して受電、各住戸に供給することで電気代を約5%削減することができる。同社はこれまで80戸以上の大規模マンションに、電気室を設置。同システムを導入してきたが、電気室が設置できない中小規模マンションは、同システムの導入が難しかった。
そこで、オリックス電力(株)と連携し、外部設置が可能な受変電装置「キュービクル」を設置することで、同システムを導入していくこととしたもの。「キュービクル」自体は、電気室内への受変電設備に対してコスト高となるものの、汎用性の高い省スペースで設置可能な設備を採用することで、設備投資を抑え採算性を確保した。
同システムは、現在建設中の「ライオンズふじみ野マークレジデンス」(埼玉県富士見市、総戸数61戸)から導入。原則、2011年12月設計以後の首都圏・近畿圏の小規模マンションすべてに導入していく。