エス・バイ・エル(株)は2012年1月2日、全国(北海道、沖縄および一部地域除く)で創業60周年記念モデルの第3弾「寛ぎ」、第4弾「結」の発売を開始する。
「寛ぎ」は、“心から寛げる自然体のライフスタイル”をコンセプトに、都市に居ながら自然を感じる空間づくりを目指した木造住宅。
LDKは、床材に優しく暖かみのある無垢のカバザクラを用い、外部とダイナミックにつながることで自然と一体化した温かみのある大空間を実現した。気軽に自然と触れ合える憩いの場「陽だまりダイニング」には、アール型木製デッキを配置し、アウトドアスペースとLDKとの連続性を持たせることで、庭を生活空間として取り入れている。また、2階寝室に面したデッキに「露天風呂」を設けるほか、2階に勾配天井を利用した4帖の「浮遊ロフト」も用意した。
さらに、光熱費ゼロを目指した新技術「床下大地熱利用システム」を採用。地中熱を利用した熱源設備を導入することにより、既存の熱源設備を使用した場合より、CO2排出量を削減できるもので、地中熱を利用した住宅がCO2削減のために活用できるのは業界初。
同モデルは、12年1月2日より、プラザ横浜第1展示場(横浜市西区)で公開。なお、同展示場では、同技術の利用により光熱費ゼロを目指したさまざまな実証実験も実施する。
「結」は、“時間、空間、家族を結ぶ、大きな「縁」のある住まい”をコンセプトに、「縁」という日本の伝統的な空間に着目し、歳月とともに変化する家族構成にも柔軟に対応できる住宅。
広々とした「縁」を住まいの中央に配置し、LDKから中庭までの“続き間”を演出することで大空間を実現した。「縁」と中庭の間に、半屋内の「濡れ縁」を配し、より外と内の一体感を高めている。また、家事動線の良さを可能としたキッチン廻りや、介護時にも対応できるバリアフリー設計のユーティリティを取り入れた。
同モデルは、12年1月2日より幕張展示場(千葉市花見川区)で公開する。
同商品とも構法は「S×L構法」で、価格は3.3平方メートル当たり70万円から。