日本ホテルファンド投資法人(NHF)とジャパン・ホテル・アンドリゾート投資法人(JHR)は、22日に開催した両投資法人の役員会で、2法人の合併を決定した。
ホテル特化型JREITの2社が、両投資法人の課題を克服し、成長するための戦略として合併を行なうことが、両投資法人の投資主価値の最大化に資するとの共通認識を得るに至ったことで、合併に係る契約締結に至ったもの。
JHRのスポンサーであるゴールドマン・サックス・グループの100%出資会社MLQ Investors,L.P.は、所有するJHRの資産運用会社ジャパン・ホテル・アンド・リゾート(株)の全株式を、NHFの資産運用会社の主要株主であるRockrise Sdn Bhdへ譲渡する。
NHFは、2006年6月に上場、11年9月30日末時点で19物件・総資産額372億2,300万円を運用。JHRは、06年2月に上場、11年8月末来時点で9物件・912億400万円を運用している。
なおNHFを吸収合併存続法人とする吸収合併方式とし、JHRは消滅する。合併に係る割り当てはNHF1に対し、JHR11。
合併契約締結は12月22日、JHRの上場廃止日は12年3月28日、合併効力発生日は4月1日。