三菱地所(株)は22日、千代田区麹町三丁目で「麹町フロントビル」の新築工事に着工した。
同社出資の「メックビルディング特定目的会社」が、麹町三丁目の食糧会館跡地にオフィスビルを建設するもの。敷地面積1,014平方メートル、延床面積8,968平方メートル、地上10階地下1階建て。
東京メトロ有楽町線「麹町」駅徒歩1分、半蔵門線「半蔵門」駅徒歩4分。その他四ツ谷、永田町、赤坂見附の各駅も徒歩圏内という交通利便性に優れた立地にある。
建物外観は麹町大通りに面した北面ファサードを全面ガラスウォールとし、基準階フロアは、有効面積約200坪、天井高2.8m、間口20mという開放的な無柱空間を実現。安全性配慮としては、建築基準法上必要とされる耐震性の1.25倍(官庁施設の総合耐震計画基準におけるII類に相当)を確保した構造設計とした。
環境面では、南北両面窓の開閉による自然換気と、Low-eペアガラス採用。さらに主照明にLEDを採用するなど、省エネ貢献にも配慮している。
13年春の竣工予定。