三鬼商事(株)は13日、2012年12月末時点のオフィスビル市況調査を発表した。
東京ビジネス地区(都心5区)の平均空室率は9.01%(前月比0.11ポイント上昇)と、3ヵ月連続の上昇となった。大規模ビル1棟が竣工したほか、既存ビルの解約の動きが見られたことから、1ヵ月間で空室面積が約9,400坪増加したことが要因。平均賃料(坪単価)は1万6,932円(同▲41円)となった。
一方、大阪ビジネス地区の平均空室率は10.85%(同0.42ポイント改善)となった。築年数が浅い好条件のビルに引き合いや成約が進んだ一方、大型解約の動きが少なかったことから、大阪ビジネス地区全体の空室面積が約9,400坪減少したため。平均賃料は1万1,661円(同▲44円)となった。