不動産ニュース / 調査・統計データ

2012/1/17

東京主要5区の大型オフィスビル、空室率3ヵ月連続の上昇/ビルディング企画調査

 (株)ビルディング企画は16日、12月の東京主要5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)、および全国6大都市圏(札幌、仙台、東京・神奈川、名古屋、大阪、福岡)の主要エリアにおけるオフィス市況調査結果を発表した。

 東京主要5区の平均空室率は7.72%(前月比0.06ポイント増)と、3ヵ月連続の上昇。区別では、千代田区5.52%(同▲0.29ポイント)、中央区7.14%(同▲0.06ポイント)、港区8.31%(同▲0.53ポイント)、新宿区11.88%(同2.38ポイントアップ)、渋谷区6.99%(同▲0.76ポイント)で、大型新築ビル竣工が響いた新宿区のみが、大きく空室率が上昇した。
 平均募集賃料は、40ヵ月連続の下落で、坪当たり1万8,618円(同▲10円)。過去最低額を14ヵ月連続で更新している。また、新築ビルの平均空室率は30.25%(同6.96ポイントアップ)、平均募集賃料は2万4,971円(同208円増)だった。

 一方、東京を除く大都市圏の平均空室率は、札幌が8.38%(同▲0.13ポイント)、仙台14.94%(同▲1.05ポイント)、横浜11.19%(同▲0.74ポイント)、名古屋13.49%(同▲0.23ポイント)、大阪11.84%(同▲0.48ポイント)、福岡12.40%(同▲0.07ポイント)と全都市で回復。福岡は5ヵ月連続の回復となった。
 平均募集賃料は、仙台が9,362円(同77円増)と2ヵ月連続の上昇。札幌9,068円(同変動なし)、横浜1万2,442円(同▲5円)、名古屋1万1,880円(同▲592円)、大阪1万308円(同▲44円)、福岡9,816円(同49円増)となった。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年7月号
定住・関係人口増加で空き家も活用?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/6/5

「月刊不動産流通2025年7月号」発売中!

「月刊不動産流通2025年7月号」が好評発売中です。購入はショップサイトから。
特集は、「事業者・自治体がリード!二地域居住」。
近年人口減少により地域の活力が失われていくという危機感を持ち、活気を取り戻すために二地域居住を促進させている地域が多くあります。今回は、そんな二地域居住に積極的に取り組んでいる事業者を取材。具体的な事例やその狙い、実際に表れている効果なども紹介しています。