不動産ニュース / 調査・統計データ

2012/1/19

賃料水準、上限上昇、下限下落。賃料景況感は改善/東京ビル協「ビル経営動向調査」

 (社)東京ビルヂング協会はこのほど、2011年10月期の「ビル経営動向調査」結果を発表した。同協会会員を対象に、四半期ごとに東京23区の最新の賃料水準と空室率についての景況感を調査、数値化しているもの。今回の調査対象企業は285社、回答社数は138社(回収率48.4%)。

 東京23区の賃料水準(坪単価。共益費込)は、上限が2万6,758円(前回調査2万6,275円)と上昇。一方で下限は1万5,048円(同1万5,083円)とわずかながら下落した。
 都心5区では、上限は港区を除きすべて下落。下限は千代田区、港区、渋谷区が下落、中央区、新宿区は上昇した。都心5区以外の区では上限2万6,758円(同2万6,275円)・下限1万5,048円(同1万5,083円)と、いずれも上昇した。

 23区の空室率は6.8%(同7.1%)で、わずかに下降。都心5区では、千代田区6.5%(同7.5%)、中央区7.1%(同5.9%)、港区7.5%(同8.5%)、新宿区7.1%(同8.1%)、渋谷区4.4%(同5.7%)と、中央区で上昇した以外はすべて下降した。都心5区以外の区は6.2%(同7.2%)。

 3ヵ月前と比較した賃料水準景況感指数は、▲17.6(同▲22.4)と大幅に改善。3ヵ月後の賃料水準景況感指数も▲12.5(同▲14.1)で改善。3月前と比較した空室景況感指数は▲1.6(前回▲2.0)と同じく改善したが、3ヵ月後の空室景況感指数は▲0.6(同0.0)で、わずかに悪化した。

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