(財)東日本不動産流通機構は20日、首都圏における2011年1年間の首都圏流通市場動向を発表した。
同年の中古マンション成約件数は2万8,871件(前年比▲4.9%)。東日本大震災発生後の3月以降に大幅減となったため、2年連続で前年を下回った。都県別では、東京都1万3,317件(同▲2.2%)、埼玉県3,861件(同▲4.3%)、千葉県3,757件(同▲11.7%)、神奈川県7,936件(同▲6.0%)。
1平方メートル当たりの成約単価は、首都圏平均で38万9,300円(同▲0.7%)。都県別では、東京都50万4,700円(同▲2.6%)、埼玉県24万7,300円(同0.5%増)、千葉県24万4,500円(同0.9%増)、神奈川県35万7,600円(同▲0.3%)となった。成約平均価格も2,530万円(同▲1.4%)と下落。特に、東京都区部での下落(前年比▲4.2%)が目立った。一方、新規登録件数は17万2,024件(同24.3%増)と大幅にアップ、2年連続の増加となった。
中古戸建住宅の成約件数は1万569件(同▲1.6%)で、3年ぶりの下落。成約平均価格は2,967万円(同▲1.1%)と、3年連続で2,900万円台の推移となっている。