野村不動産アーバンネット(株)は、「住宅購入に関する意識調査(第2回)」をインターネットを通じたアンケートで実施し、結果を発表した。2012年1月13~18日、不動産情報サイト「ノムコム」の会員を対象に行なったもので、有効回答数は2,021人。
消費税の引き上げが決定した場合、「住宅購入計画に影響を受ける」が58.0%と過半数を超えた。「影響を受ける」と答えた人のうち、45.6%が「できるだけ消費税引き上げ前に購入したい」、35.9%が「予算等の購入計画を見直したい」と回答。「購入自体を見送りたい」は16.9%だった。
不動産の買い時感について、今が「買い時だと思う」「どちらかと言えば買い時だと思う」と回答した人は49.7%(前回(11年7月)比2.1%増)。その理由は「住宅ローンの金利が低水準」が前回調査比6.0%増の72.8%でトップ。次いで、「消費税が引き上げられる可能性がある」が同8.1%増の51.9%。「買い時だと思わない」(19.6%)と回答した人には、景気や社会情勢が落ち着き、物件価格が安くなれば買い時になるという声が多かった。
今後の不動産価格について、「上がると思う」が10.9%(同▲3.9%)、「横ばいで推移」が43.5%(同▲1.7%)、「下がると思う」が26.2%(同1.0%増)となった。