不動産ニュース / 開発・分譲

2012/2/2

丸の内最大級、1フロア3,000平方メートル超の「丸の内永楽ビル」竣工/三菱地所

外観全景
外観全景
竣工パーティで「当ビルは、丸の内、いや日本でもトップクラスのインテリジェンスビルである」と語る三菱地所の杉山博孝社長
竣工パーティで「当ビルは、丸の内、いや日本でもトップクラスのインテリジェンスビルである」と語る三菱地所の杉山博孝社長
神事の様子
神事の様子
屋上には1
屋上には1

 三菱地所(株)は、住友信託銀行(株)、(株)三菱東京UFJ銀行と共同で進めていた「丸の内永楽ビルディング」が1月19日に竣工したのを受け、本日、竣工式典を執り行なった。合わせてビルの一部をマスコミに向けて公開した。

 「丸の内永楽ビルディング」は、丸の内と大手町の結節点の地、8,033.9平方メートルで進められたプロジェクト。地上27階地下4階建て。特定街区、特例容積率適用制度を活用し、基準では容積率1,300のところ、1,573を確保しての大規模ビル開発を実現した。

 オフィスビル部分は、丸の内エリア最大級の1フロア当たり3,000平方メートル超という無柱大空間を創出。
 
 環境面では、屋上に最大出力100kWhという大規模太陽光パネルを設置。オフィスゾーンでは基準照明にLED照明を採用したほか、開口部にはエアフローウィンドウシステムの採用、ルーバー・庇の設置、高性能ガラスの導入で、熱負荷軽減を図る。

 その他、壁面緑化やクールルーフ塗装、DHC(地域冷暖房)の採用によるヒートアイランド対策など、数々のCO2排出削減手法を取り入れた。なお、事務所部分における省CO2の取り組みは、国土交通省の省CO2推進モデル事業の認定を受けている。  

 竣工記念パーティで挨拶に立った三菱地所の杉山博孝社長は、「丸の内再構築第2ステージ(2008年からの10年)の、第2弾プロジェクトの本物件開発は、当社にとってはもちろん、共同事業者の住友信託銀行、三菱東京UFJ銀行にとっても重要なプロジェクトである。隣接する日本工業倶楽部会館・三菱UFJ信託銀行本店ビルと地下接続することにより、東京駅から 新丸ビルを経由し、大手町へと、新たな地下歩行者ネットワークの構築も実現できた。このまちを訪れる多くの方の利便性向上に寄与するだろう」と語った。

 大名小路に面した区画には、共同事業者である住友信託銀行・三菱東京UFJ銀行の店舗がオープンする予定で、その他オフィス部分も、今後順次入居を開始する予定。

 なお地下1階から2階は飲食・物販・サービス店舗26店舗が入居し、3月2日に商業ゾーン「iiyo!!」としてオープンする。

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