すてきナイスグループ(株)は2012年3月期第3四半期決算を発表した。
当期(11年4月1日~12月31日)は、住宅資材の販売が全国的に順調に推移したのに加え、マンション・一戸建て住宅の売上金額が増加したことなどから、連結売上高は1,758億7,800円(前年同期比7.3%増)を計上。売上増とともに事業の合理化、効率化を推進したことにより、営業利益は15億2,800万円(前年同期:営業損失1億5,000万円)、経常利益は8億9,500万円(同:経常損失10億6,000万円)となったが、投資有価証券評価損などの特別損失3億2,200万円を計上したことなどにより、当期純損失は9,400万円(同:当期純損失16億6,600万円)となった。
主力の住宅資材事業では、「住まいの耐震博覧会」等のイベントを開催し、高性能(耐震、断熱、省エネルギー等)、太陽光発電システムなど自然エネルギーの活用、国産材の有効利用の提案等を通じ、住宅の新築・リフォーム需要の創造に努めた結果、売上高1,257億2,300万円(前年同期比2.2%増)、営業利益16億600万円(同43.5%増)を計上した。
不動産事業では、マンション部門において、グループの販売力の優位性を発揮できる横浜市・川崎市および仙台市等に販売地域を集中し、免震構造または耐震強度1.25倍の「強耐震構造」による商品の供給に注力。これにより、売上計上戸数は655戸(同35.1%増)と増加したことなどから、売上高は441億3,300万円(同25.6%増)、営業利益は11億4,000万円(前年同期:営業利益7,200万円)。
通期は、連結売上高2,400億円、営業利益27億円、経常利益18億円、当期純利益9億円を見込んでいる。