不動産ニュース / ハウジング

2012/2/8

東京・八王子市に耐震木造住宅「MJ Wood」モデル/ミサワホーム

耐震木造住宅「MJ Wood」外観
耐震木造住宅「MJ Wood」外観
真夏の日差しを遮り、目隠し効果もある格子
真夏の日差しを遮り、目隠し効果もある格子
冷暖房効率に配慮して、吹き抜けの空間と部屋の間には襖が設けられている
冷暖房効率に配慮して、吹き抜けの空間と部屋の間には襖が設けられている

 ミサワホーム(株)は、4月から全国で販売予定の新商品「MJ Wood(和風タイプ)」のモデルハウスを、総合住宅展示場「ABCハウジング 八王子住宅公園」(東京都八王子市)内にオープンした。

 同社は、戸建住宅の約8割を占める木造軸組住宅市場でのシェア獲得を目指して、2009年度より木造軸組住宅商品ブランド耐震木造住宅「MJ Wood」を展開。10年度には、前年度比約3割増となる約1,000棟を受注した。今後も受注拡大が見込めることから、さらなるコストダウンと商品力・販売力を強化するため「MJ Wood」専門の販売会社「ミサワMJホーム」(東京都新宿区、代表取締役社長:横田純夫氏)を設立し、首都圏で営業を開始した。

 「MJ Wood」は、間取りの自由度が高いのが特長で、建具、フローリングなどを、他社商品からも含め、顧客が自由に選ぶことができる。八王子展示場のモデルハウスは和風モチーフで、内外装はレトロモダンにまとめた。制震装置や太陽光発電システムなどの先進テクノロジーをはじめ、自然の光や風を生活に取り入れて活用する「微気候デザイン」などを採用。屋根は瓦屋根にし、南側には太陽光パネルを設置。庭には電気自動車充電スタンドも装備している。建物本体工事価格は坪当たり71.2万円(税込)、床面積217.14平方メートル。

 1階には、リビングに続く土間空間を設置。外部に設置した格子が夏場の日差しを遮るほか、目隠しの効果も発揮。格子を固定して、窓を開けられるようにするなど、セキュリティに配慮した商品として試案中だという。2階には吹き抜けの空間と部屋の間に襖を設け、冷暖房の効率や通風を調整できるように配慮。また、主寝室と子供部屋を区切る棚は、備付けのハンドルを回転させると、車輪が動き移動できるようになっているなど、ライフスタイルの変化にも対応できるように工夫している。

 同社商品開発本部商品開発部企画・デザイン課 参事 チーフデザイナーの山本博朗氏は「ローコスト化を目指し、内装材など自社で部品をつくらず、さまざまなメーカーの部品を組み合わせている。基本価格は坪45万~50万円で、さらに30万~35万円の予算で、セレクトショップのようにお客さまのニーズに合った家づくりができる」と言う。

 販売目標は、「MJ Wood」全体で12年度が1,300棟、13年度には中期経営計画で定めた1,500棟を目指し、引き続き、商品ラインナップや営業拠点の拡充などに取り組んで、販売を強化していく。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年10月号
その物件、どう活用する?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。