産業ファンド投資法人(IIF)は15日、2011年12月期決算を発表した。
当期(11年7月1日~12月31日)は、営業収益35億2,600万円(前期比7.0%増)、営業利益18億3,400万円(同13.1%増)、経常利益11億5,900万円(同11.7%増)、当期純利益11億5,800万円(同13.4%増)、1口当たり分配金は1万2,377円であった。
当期は、「IIF神戸地域冷房センター」(神戸市中央区)において、12年6月6日に期間満了を迎える定期建物賃貸借契約に関し、テナントの大阪ガス(株)と協議をし、6月7日以降の新たな契約(契約期間12年)を締結。また、「IIF厚木ロジスティクスセンター」(神奈川県厚木市)においては、テナントの三菱商事ロジスティクス(株)の解約により、契約が11年12月31日をもって終了。後継テナントとして、同施設を三菱商事ロジスティクスより転借していた(株)ストリームと、新たに12年1月1日から6月30日までの定期建物賃貸借契約を締結した。
当期末の保有資産は、物流施設12物件、インフラ施設2物件、工場・研究開発施設等2物件、取得価格の合計は1,082億4,000万円となった。総賃貸可能面積は35万8,773.32平方メートル、平均稼働率は99.9%を維持している。
次期は、6物件の新たな取得を計画しており、営業収益44億200万円、営業利益23億8,300万円、経常利益16億9,900万円、当期純利益17億7,900万円を見込んでいる。1口当たり分配金1万2,654円の予定。