不動産ニュース / 政策・制度

2012/2/20

中古住宅・リフォーム市場倍増に向け、トータルプランを発表/国交省

 国土交通省は20日、6回目となる「中古住宅・リフォームトータルプラン検討会」(座長:高木佳子弁護士)を開催。前回の検討会で発表した素案を基にした同プラン案を発表した。

 発表案では、中古住宅流通市場の環境整備のための取り組みとして、ネット等を活用した物件・価格情報の提供、宅地建物取引業者によるインスペクション・リフォーム・瑕疵保険等のワンストップサービスの提供、住宅性能評価・表示の充実・普及促進、住宅履歴情報の蓄積、売買瑕疵保険の加入率20%を目指すことなどを挙げている。

 リフォームにおいては、工事費用や事業者に関する情報提供、リフォームの進め方や効果、メリットの周知に取り組むほか、20年度までにリフォーム瑕疵保険の加入率10%を目指すこと、専門家による消費者支援制度の推進、悪質リフォーム業者への対策などを掲げている。そのほか、長期優良住宅の普及促進など既存住宅ストックの質の向上や、宅地建物取引業者のコンサルティング機能の向上など事業者の強化を行なうとしている。

 同案に対し委員からは「20年までに市場倍増を目指すには、消費者がリフォームへお金を投資する仕組みづくりが必要」「消費者へのアプローチや訴求方法が重要」「税制に踏み込んだ支援措置が欲しい」といった意見が出された。なお、2011年2月より開催してきた同検討会は、今回で最後となる。同省は、今回発表した案をもとに、3月には同プランを閣議決定する方針。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年6月号
本業に意外な効果!?不動産事業者のサイドビジネス
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/5/1

「海外トピックス」を更新しました。

Vol.428 クアラルンプールにはなぜこんなにショッピングモールがあるのか【マレーシア】」を更新しました。

熱帯気候のマレーシア、クアラルンプールの人々が日中集まるのがショッピングモール。暑さ、湿度、雨などに煩わしい思いをすることなく、朝から晩まで過ごすことのできるショッピングモールは住民にとってなくてはならない存在のようです。こうした背景から、中間層以上にむけた都市開発の根幹とされることも多いそうです。しかし、中には問題もあるようで…続きは記事をご覧ください☆