住友林業(株)は18~19日、幕張メッセ(千葉市美浜区)で、住まいづくりについて体験できる博覧会「住まい博2012」を開催。初日の18日、新商品のスマートハウス「Smart Solabo(スマート ソラボ)」に関する会見を行なった。
同住宅は、再生可能で優れた自然素材である「木」の良さを活かしながら、エネルギーの効率的な活用を実現する商品。太陽光発電システムによりエネルギーをつくり、ホームエネルギーマネジメントシステム(HEMS)によってエネルギーを見える化。さらに、12kWhの大容量定置型の家庭用蓄電池システムによって電気を蓄え活かし、電力消費とCO2排出量を抑え、経済性と環境負荷低減を両立する暮らしを提案していく。本体価格は、3.3平方メートル当たり68万円(税込み)からで、3日より発売している。
会見で、同社代表取締役専務執行役員・住宅事業本部長の早野 均氏は、「東日本大震災以降、住宅のトレンドとして、安心安全な住宅を求める声が多くなっている。耐震性に優れたビックフレーム構法の受注が好調で、GSパネルの搭載率も上がっている。また、エネルギー効率のいい家を求めて、エネファームや太陽光パネルの搭載率も上がっている」などと述べた。
震災前は28%だった太陽光パネルの搭載率は34%に上昇。エネファームの搭載率も10%から24%となったことを明らかにした。「環境機器を搭載した住宅が、今後の市場のポイントとなるのではないか。スマート ソラボによって、さらに受注を伸ばしていきたい」(同氏)。