NTT都市開発(株)は22日、大成建設(株)など3社と共同で、「芝浦水再生センター」(東京都港区)上部の超高層オフィスビル新築工事に着手した。
同事業は2008年、東京都下水道局の一般競争入札により、同社グループが選定されたもの。同局と基本協定を締結した。同センターの敷地の一部を借り受け、同局が整備する下水道施設の上部に、環境配慮型のオフィス・商業の複合ビルを開発するもの。
建設するビルは、延床面積約20万5,000平方メートル、地上32階地下1階建て。国内最高水準の「環境モデルビル」として、湾岸部からの風の道の確保、大規模太陽光発電、下水再生水・下水熱など自然エネルギーの積極的活用、建築物の熱負荷削減などにより、東京都建築物環境計画書制度およびCASBEEでの最高ランク評価取得を目指す。
また、日本最大級の免震ビルとして高い安全性を確保。72時間稼働の非常用発電設備、オイルタンク、生活用水などを配備し、BCPをサポート。災害時には帰宅困難者にコミュニティホールを開放する。
なお、竣工は2015年2月の予定。