積水ハウス(株)、積和不動産(株)は、子育て世帯と高齢者世帯が同じ敷地内で居住する多世代交流型賃貸マンション「マストライフ古河庭園」(東京都北区、総戸数129戸)を、3月1日に竣工すると発表した。
同物件は、積和不動産が(独)都市再生機構より約5,000平方メートルの敷地を70年の定期借地権にて借り受け、建物を積水ハウスが建築し、積和不動産が運営していく。
東京メトロ南北線「西ヶ原駅」から徒歩4分に位置。子育て支援住宅66戸とサービス付き高齢者向け住宅(アクティブシニア向け住宅)62戸を併設、世代間交流を促進するとともに、親世帯や子世帯を呼び寄せ、互いの世帯の生活・プライバシーを守りながら、容易に行き来ができる新しい二世帯住宅の形態を提案する。
建物内に住み込みの管理人が常駐し、建物内の保全や清掃だけでなく、夜間の緊急時にも対応。オートロック、ICノンタッチキーシステムを採用し、防犯カメラ、心肺停止対応のAED 、緊急時飲料提供ベンダーなどを設置。インフォメーションサービス、各種施設紹介手配などを行なうコンシェルジュサービスも提供する。
子育て世帯には、家事代行サービス、ベビーシッター、高齢者世帯にはタクシーの手配・宅急便発送取り次ぎをはじめ、食事サービスの予約受付なども行なう。建物内の多目的ルームや高齢者向け食堂、屋上庭園などを利用し居住者向けの各種イベントを開催。多世代の交流を促進するほか、地域交流をはじめ、季節イベントの企画運営やパーティや文化サークル活動なども行なっていく方針。
子育て世帯向け住宅の間取りは1LDK~3LDK、専有面積は44.18~96.00平方メートル、賃料は13万7,000~25万7,000円。高齢者向け住宅の間取りは1K~2LDK、専有面積は35.84~71.88平方メートル、賃料は13万~22万7,000円で、別途生活支援サービス費が2万1,000円~。