不動産ニュース / 不動産金融・証券化

2012/2/24

12年度は、アジア太平洋、中南米市場への積極投資を検討/LIM

日本の物流不動産の可能性について解説する中嶋氏
日本の物流不動産の可能性について解説する中嶋氏

 ラサール インベストメント マネージメント(株)(LIM)は23日、2012年の世界の不動産投資戦略の見通しをまとめた調査レポート「不動産投資戦略」を発表。合わせて、グローバル不動産投資に関する記者説明会を開催した。

 同社は、12年の投資テーマとして、資本投入を通じ低価格で購入できる不動産をアップグレードする「資本ギャップ戦略」、近代的なオフィスビルや物流施設などが不足するアジア太平洋圏および中南米諸国の成長市場への「成長投資戦略」、12年の経済環境においても資産価値が維持される可能性が高い優良物件への「コア投資戦略」を打ち出した。

 説明会では、グローバル不動産投資戦略・リサーチ部門を統括すジャック・ゴードン氏をはじめとする同社ブレインが、北米、欧州、アジア太平洋市場、グローバルREITについての見通しを語った。

 また、同社代表取締役兼CEOの中嶋康雄氏は、日本の物流不動産における投資機会について「現在、近代的大型倉庫のニーズが高まっている。倉庫は、非常に安定した賃料と大きな消費に守られた優れた投資対象。日本市場の中で成長が期待できる分野として、物流不動産投資を重視していく」などと語った。

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