不動産ニュース / 開発・分譲

2012/3/7

東京・渋谷で総戸数220戸の建替分譲マンション販売へ/新日鉄都市開発他

分譲マンション「ザ・神宮前レジデンス」外観
分譲マンション「ザ・神宮前レジデンス」外観
タワーサイドのモデルルーム
タワーサイドのモデルルーム

 (株)新日鉄都市開発は7日、三井物産(株)、NTT都市開発(株)と共同で開発する分譲マンション「ザ・神宮前レジデンス」(東京都渋谷区、総戸数220戸)マンションギャラリーのオープンに先立ち、報道陣に公開した。

 同物件は、旧日本住宅公団(現:(独)都市再生機構)が、1957年に建築した全6棟の「原宿住宅マンション」(総戸数112戸)を、総合設計制度を活用し、高層マンションに建て替えるもの。東京メトロ銀座線「外苑前」駅から徒歩7分。周囲は明治神宮や神宮外苑など、緑豊かな公園が点在する希少性の高い立地。

 建物は、鉄筋コンクリート造地上20階地下1階建て。タワーサイドとレジデンスサイドの2つのゾーンで構成され、高い制震効果を持つ(株)竹中工務店の特許技術「波形鋼板壁」を採用。防災井戸、造水機、かまどベンチなどを設置するなど防災面も配慮した。

 敷地の約55%の空地率を活かしたランドスケープには、多彩な植栽計画を施すほか、エントランスホールやグランドロビーには、和紙デザイナーや左官職人、照明デザイナーを起用し、居住者が寛げるパブリックスペースとした。

 住戸は、専有面積50~128平方メートル、1LDK~3LDK。予定価格帯は6,000万~2億1,000万円台。最多価格帯は1億2,000万円台。坪単価は400万円中盤。これまでに、問い合わせは約2,500件、事前案内は約500件入っており、希少性の高い立地や建物コンセプト、構造や災害への備えなどに対して高い評価を得ている。

 同日会見した新日本都市開発取締役住宅事業部長の林 英治郎氏は、「当社は、マンション建替え円滑化法での建て替え施工実績が業界ナンバー1。建て替え事業は地権者のとりまとめが非常に難しく手間もかかるが、今後人口が減少し、新築需要が減る中で、将来の収益の柱になると判断し、早くから取り組んできた。今回の建て替え物件は、希少性が高いことから、億単位を購入できる目利きのお客さまからの反響が高い」などと述べた。

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