野村不動産アーバンネット(株)は、1994年竣工の分譲マンション「大倉山ヒルズ」(横浜市鶴見区、総戸数185戸)の住戸35戸を一括取得。リノベーションの上、販売するプロジェクトを始動した。すでに6戸が先行販売済みで、第2期販売を10日から開始する。
同社は2008年、良質な既存マンション再生による流通促進を目的に「リノベ事業部」を立ち上げリノベーションマンション事業に取り組んできた。11年11月には、商品企画および各種サービスを刷新、新ブランド「RE.NO.VE(リノベ)」もスタートし、他社と差別化している。
今回リノベーションを手掛ける「大倉山ヒルズ」は、JR京浜東北線「鶴見」駅からバスで17分に立地する、地上4階建てのマンション。給水管・給湯管をポリブデン管に新規交換し、エアコン設置が困難であった洋室2室に先行配管付設し設置可能とした。また、ユニットバスや、システムキッチン、洗面化粧台を新規交換したほか、全室建具新規交換、壁・天井クロス、床カーペットを貼り替えた。
リノベーションにあたっては、グループ会社の野村不動産リフォームと連携。マンションの住民にリフォーム相談会を開催する。住戸は、専有面積72.60平方メートル(3LDK)。2期の販売価格は、1,980万~2,580万円、最多価格帯2,100万円。工事は3月中に完了する予定。