大和ハウス工業(株)は15日、建設のための寄付を行なったカンボジア王国の「トゥルコキ中学校」(バッタンバン州 トゥルコキ村)がこのたび完成し、3月1日より授業を開始したと発表した。
同グループでは、カンボジアにおけるCSR活動の一環として、Tシャツ販売費の一部を井戸建設の費用に充てる「カンボジア井戸プロジェクト」への協力や、現地での井戸堀を体験するツアーの企画、ロムチェック村の小学校建設のための寄付などの支援を行なってきた。
第3弾となる今回の支援プロジェクトでは、子供たちによりよい教育を受ける機会を提供するため、カンボジアで活動しているNGO団体「特定非営利活動法人国際協力NGO風の会」(若手社会人や学生が中心となって活動を行なうNGO団体。チャリティーライブ、英語教育や学校建設、学校教育などを行なう)と「BFD」(カンボジア・バッタンバン州の開発系NGO団体)の趣旨に賛同し、中学校建設のため6万6,430ドル(約530万円)の寄付を行なった。
「トゥルコキ中学校」は、平屋建て1棟(5教室+トイレ)で、360平方メートル。生徒は518名、講師は7名(うち校長1名、副校長1名)。午前と午後の入れ替え制で授業を実施する。
なお今後は、「国際協力NGO風の会」と共に、東日本大震災で被害を受けた宮城県の石巻市内の中学校と「トゥルコキ中学校」が、両国の国際理解を深めるプロジェクトも実施する計画。