(社)日本不動産鑑定協会は16日、内閣府公益認定等委員会から野田佳彦首相あての公益社団法人認定の答申を取得したと発表。4月1日より公益社団法人としてスタートする。
同協会は、2011年6月の総会で公益社団法人移行のための新定款および関連諸規則を承認。同年10月、公益社団法人への移行認定申請を行なっていた。同協会が申請した、(1)不動産鑑定士の品位の保持および資質の向上、不動産の適正な鑑定評価に関する事業の進捗改善、調査研究、知識の啓発普及を図る事業、(2)不動産鑑定士試験合格者を対象とする実務修習に関する事業、(3)地価調査事業のすべてが、公益目的事業として認められた。
なお、同協会の団体会員である都道府県不動産鑑定士協会では、これまで、東京都不動産鑑定士協会、福井県不動産鑑定士協会など計13団体が公益社団法人認定答申を取得。一般社団法人化した団体は8団体、公益社団法人への移行を申請している団体が4団体となっている。