不動産ニュース / その他

2012/3/22

シンポ、「地球環境に学ぶ木造住宅の未来」で、木造住宅に関連する研究成果を発表/日本ぐらし館他

京都大学大学院教授の林 康裕氏による講演の様子。地震のメカニズムや木造住宅の地震危険度の関連性などについて、研究成果が発表された
京都大学大学院教授の林 康裕氏による講演の様子。地震のメカニズムや木造住宅の地震危険度の関連性などについて、研究成果が発表された
全委員が参加してのパネルディスカッション。講師の研究者に大工棟梁や庭師といった実務家が加わり、活発な意見交換が行なわれた
全委員が参加してのパネルディスカッション。講師の研究者に大工棟梁や庭師といった実務家が加わり、活発な意見交換が行なわれた

 日本の伝統と京町家の居住性などの文化を現代の住宅へフィードバックしていくための活動を続ける日本ぐらし館は、活動の一つである「木の文化研究会」の第1回シンポジウムとして、ジャーブネットの共催、(株)アキュラホームの協賛で、21日に「地域環境に学ぶ木造住宅の未来」を開催した。

 「木の文化研究会」とは、2011年5月に発足した、京都の建築関係専門家の集まりで、伝統的木造住宅に学び、その知恵を現代の住まい作りに生かすことで新たな日本の住宅のスタンダードを確立するための研究を進める集まり。今回は同研究会の運営委員会のメンバーが講演者・パネリストとして登壇した。

 講演では、京都大学大学院の鉾井修一教授が、住宅の吹き抜けが夏期・冬期の室内環境に及ぼす影響などについて研究結果を発表。続いて同大学大学院の林 康裕教授が、今後懸念される地震の種類や発生確率、木造住宅の耐震性などについて「地域環境と木造住宅の耐震性」のタイトルで講演を行なった。
 続いて、全委員出席のもとでのパネルディスカッション「地域環境に学ぶ木造住宅の未来」も開催された。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。