(社)全国宅地建物取引業協会連合会は29日、若年層の一人暮らしに関する意識調査を発表した。インターネットを用い、10~60歳代のユーザー1万1,661名から回答を得た。
若年層(10歳代後半~20歳代前半)の実家を離れた一人暮らしについて、83.2%が「賛成」と回答。その理由としては、「自立心が高まる」(62.2%)がトップ、以下「社会性を身につける」(24.6%)、「自由になれる」(4.9%)などが続いた。反対(16.8%)理由は、「経済的に無理」(40.7%)、「未熟」(21.0%)、「一人だと寂しい・怖い」(14.1%)などが挙がった。
一人暮らしをする部屋のタイプについては、「1DK」が30.8%でトップ。2位「1LDK」(21.9%)、3位「1K」(21.4%)。2011年度調査時と1位と2位が逆転、より狭い部屋で十分と考える傾向が強くなっていた。家賃希望額は、「4万~5万円」(37.9%)、「5万~6万円」(26.0%)、「4万円以下」(21.7%)となった。
重視する条件については、「家賃の額」(30.0%)、「通勤通学の時間」(18.4%)、「建物の警備・セキュリティ」(11.1%)がトップ3。特に女性はセキュリティに関心が高かった(14.8%)。重視する部屋の設備では、「トイレとバスの分離」(15.6%)、「エアコン付」(15.0%)、「収納スペースが広い」(11.5%)などが挙がり、若年層は「トイレとバスの分離」への関心が高いことが分かった。