不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2012/4/6

住宅地価格、中古マンションとも値下がり率が縮小、横ばい傾向に/野村不動産アーバンネット調査

 野村不動産アーバンネット(株)は6日、2012年4月1日時点の首都圏「住宅地地価」と「中古マンション価格」の実勢調査結果を発表した。四半期ごとに実施しているもので、今回は第94回。

 住宅地地価の平均変動率は▲0.5%(前回▲0.9%)。全エリアで1%未満の下落となり、千葉県以外では値下がり率が縮小し、横ばい傾向となった。
 前四半期より「値上がり」を示した地点は4.3%(同3.6%)、「横ばい」が72.1%(同59.3%)、「値下がり」が23.6%(同37.1%)となり、横ばい地点が増加した結果に。

 中古マンション価格は、平均変動率が▲0.5%(同▲1.1%)で、全エリアで平均変動率が1%以下となり、値下がり率も縮小し横ばい傾向となった。
 前四半期比で「値上がり」を示した地点は4.6%(同1.9%)、「横ばい」が65.7%(同56.5%)、「値下がり」が29.6%(同41.7%)となり、横ばい地点割合が増加した。

 なお、11年4月~12年3月の1年間の地価変動率は、首都圏平均で▲2.8%(同▲2.0%)、中古マンション価格変動率は▲3.1%(同▲2.4%)と、いずれも値下がり傾向が強まった。

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