不動産ニュース / ハウジング

2012/4/16

光と風を最大限活用するスマートハウスで、快適な住まいを提案/トヨタホーム

「風と光を採り入れた、快適な住まいを提案していく」と述べるトヨタホーム(株)商品開発部主査ユニット チーフエンジニアの東 真澄氏
「風と光を採り入れた、快適な住まいを提案していく」と述べるトヨタホーム(株)商品開発部主査ユニット チーフエンジニアの東 真澄氏
「SINCE feelas」外観イメージ
「SINCE feelas」外観イメージ

 トヨタホーム(株)は、28日に発売するスマートハウスの新商品「SINCE feelas(シンセ・フィーラス)」の記者発表会を開催した。

 同商品は、「かしこく、ゆっくり」をコンセプトに、「スマートハウス技術」と「自然が調和する知恵」を融合させた住宅。

 「標準グレート」と「上級グレード」があり、2011年11月に発売したスマートハウス専用住宅「シンセ・アスイエ」に搭載したスマートハウス技術に加え、「上級グレード」には新たに開発した同社のオリジナル全館空調「スマート・エアーズ」を採用(価格は105万円~)。年間冷暖房費は、従来の全館空調は10.3万円、ルームエアコンと床暖房の場合が7.9万円に対し、「スマート・エアーズ」は6.4万円とランニングコストも抑えている。
 また、HEMSでの制御も可能で、4月1日からトヨタスマートセンターとHEMSが連携したことで、外出先からスマートフォンでの操作も可能となっている。

 一方、自然を最大限活用するために、4つの風(風をつかまえる、風にむける、風でひっぱる、風をつくる)、4つの光(光を遮る、光を入れる、光で照らす、光でつくる)を活用する考え方を導入。風を効率的に捕まえる工夫を随所に施した。また、居住スペースから外構の間に、広い軒下空間を設置することで、 夏の強い光を遮り、冬季は太陽光を取り入れて、エアコンの使用量を抑えるとともに、自然を感じる快適な暮らしを提案していく。

 さらに、塗装内の無機質物質を増やすことで、顔料の高耐久化を実現した「HDセラコート スーパーファイントップ」も採用。高耐久防水シートと合わせて、初期防水保証を15年、外壁の再塗装の時期を30年目に延長した。

 同社商品開発部主査ユニット チーフエンジニアの東 真澄氏は会見で「風と光を採り入れて、いかに快適に住まうかを提案している。これまで低価格の商品を開発する傾向にあったが、ワンランク上の趣向の異なる 商品を開発した。『SINCE feelas』で採用した仕様は、今後その他の商品にも搭載していく」などと述べた。

 標準販売価格(延床面積140.24平方メートル)は、「標準グレード」で2,855万2,000円、「上級グレート」で2,965万6,000円(税込み)。
 12年度販売戸数は300戸を目標としている。

 なお、関連記事はこちらを参照。

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