不動産ニュース / 調査・統計データ

2012/4/16

11年度の首都圏中古マンション、成約件数2年連続の減少もほぼ前年なみに/東日本レインズ

 (公財)東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は16日、2011年度(11年4月~12年3月)の首都圏不動産流通市場の動向を発表した。

 同期の首都圏中古マンション成約件数は2万9,620件(前年度比▲1.1%)。2年連続で前年度を下回ったものの、前年度並みとなった。特に東京都は都区部が1万677件(同2.0%増)・多摩地域が3,152件(同2.5%増)と、ともに前年度比を上回った。

 成約単価は、1平方メートル平均で38万6,600円(同▲2.1%)で、2年ぶりに下落した。都県別では、東京都49万8,200円(同 ▲4.4%)、埼玉県24万5,600円(同▲0.9%)、千葉県24万1,700円(同▲1.5%)、神奈川県35万6,400円(同▲0.9%)と、すべての都県地域で下落した。

 成約物件の平均専有面積は、65.07平方メートル(同▲0.4%)、成約物件の平均築年数は18.50年(前年度17.67年)で、古い物件にシフトする傾向が顕著となっている。また、新規登録件数は17万9,604件(同 22.9%増)で、最近で最も高水準だった08年度(16万3,787件)を超える結果となった。

 一方、中古戸建住宅の成約件数は1万766件(同1.5%増)と、前年度増。成約物件価格は2,936万円(同▲2.4%)と、2年ぶりに前年度を下回った。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。