三菱地所レジデンス(株)は17日、鹿島建設(株)と共同で開発を進めてきた「ザ・パークハウス晴海タワーズ クロノレジデンス」(東京都中央区、総戸数883戸)の1期320戸の登録を締め切った結果、登録総数377件を集め、登録数288戸(登録率90%)の申し込みを得たと発表した。最高倍率5倍、平均1.2倍だった。
同物件は、都営地下鉄大江戸線「勝どき」駅徒歩11分、晴海二丁目区画整理事業地内の約3.0ha(第1期・第2期、計2万9,882.29平方メートル)に建設されるタワーマンション2棟(総戸数約1,800戸)のうちの一つで、「ザ・パークハウス」ブランドのフラッグシップとなるプロジェクトと位置付けている。
鹿島建設施工のコアウォール免震構造を採用。地上49階地下2階建て・高さ175m。都内の免震マンションとして初の長期優良住宅認定を取得する。3~48階まですべてのフロアに、防災備蓄倉庫を設置。定期的な防災訓練や、東日本大震災を受け非常用発電機の稼働時間を6時間から24時間以上へ引き上げるなど、防災面の対応を強化したのが特徴。
4月6日から発売した1期は、1LDK~3LDK、専有面積42~158平方メートル。価格は2,858万~1億9,998万円。最多価格帯は5,200万円台だった。地元中央区の32%をはじめ、23区を中心に幅広いエリアから集客。大手町・丸の内など都心部への距離、安全安心への取り組みなどが高く評価され、タワーマンションからの住み替えも見られた。
今回の売れ行きを受け、同社は4月下旬から1期2次の追加販売を開始する予定。