



三井不動産(株)と、ららぽーとマネジメント(株)は17日、複合施設「ダイバーシティ東京」(東京都江東区)の19日オープンに先駆け、施設内を報道陣に公開した。
同施設は、東京臨海新交通臨海線「台場」駅徒歩5分、東京臨海高速鉄道りんかい線「東京テレポート」駅徒歩3分に立地。オフィスビル「ダイバーシティ東京 オフィスタワー」(鉄骨造一部鉄筋コンクリート造地上21階地下1階建て、延床面積6万4,880平方メートル)と商業施設「ダイバーシティ東京 プラザ」(鉄骨鉄筋コンクリート造地上9階地下1階建て、延床面積14万200平方メートル)で構成される複合施設。事業主は三井不動産、大和ハウス工業(株)、(株)サンケイビルが共同で設立した特定目的会社。イベントプロデューサーとして(株)フジテレビジョンがPRや情報発信を担う。
商業施設ゾーンは、“劇場型都市空間”をコンセプトとし、店舗面積4万5,300平方メートルに日本初出店4・新業態29を含む154店舗のテナントが出店。アメリカ発のカジュアルファッション「American Eagle Outfitters・aerie」や「ユニクロ」などの大型SPAブランド、高感度ファッションアパレルなどが多数揃うほか、タレント・木下優樹菜さんプロデュースによるアパレルショップ「Avan Lily」など、数多くのファッションブランドがオープンする。
7階にはガンダムの世界が楽しめる、世界初の常設型エンターテイメント施設「ガンダムフロント東京」、1階には音楽等のエンターテイメントの発信拠点となる施設「Zepp DiverCity TOKYO」が出店。また「東京トレンドプロデュース」として、フジテレビジョンとタイアップし、新ショップやクリエイターを発掘する“新規出店支援企画”を実施する。
2階には東京の名店を中心に集結した、エリア最大級のフードコート「東京グルメスタジアム」を開設。さらに、屋上には顧客参加型の菜園も設置した。
同日開催した会見で、三井不動産専務取締役商業施設本部長・飯沼喜章氏は、「羽田国際空港から近く交通アクセスが良い臨海副都心地区に立地するという特性を活かし、海外の顧客を呼び込める東京の新名所としていきたい。商業施設では、エンターテインメント性をもったオンリーワンの施設を目指していく」などと話した。
初年度売上目標は300億円、来館者数2,500万人を見込んでいる。
なお、19日にオープニングセレモニーを実施するほか、5月6日までオープニングプロモーションイベントを開催する予定。