不動産ニュース / ハウジング

2012/4/19

大容量蓄電池を搭載した次世代スマートハイムを発表/積水化学工業

『進・スマートハイム』外観イメージ
『進・スマートハイム』外観イメージ
新コンサルティングHEMSで、蓄電池の最大放電量・放電開始時間なども含めた、情報提供・コンサルティングを実施。より効果的な電力使用を推進する
新コンサルティングHEMSで、蓄電池の最大放電量・放電開始時間なども含めた、情報提供・コンサルティングを実施。より効果的な電力使用を推進する
「「進・スマートハイム」の普及で、日本の住宅のスマート化を一気に進めたい」と語る同社専務執行役員住宅カンパニープレジデント・髙下貞二氏。両脇にあるのが定置型大容量蓄電池「e-Pocket」
「「進・スマートハイム」の普及で、日本の住宅のスマート化を一気に進めたい」と語る同社専務執行役員住宅カンパニープレジデント・髙下貞二氏。両脇にあるのが定置型大容量蓄電池「e-Pocket」

 積水化学工業(株)住宅カンパニーは19日、大容量の太陽光発電システム(PV)とコンサルティング型ホームエネルギーマネジメントシステム(HEMS)、定置型大容量リチウムイオン蓄電池「e-Pocket(イーポケット)」の3点を搭載した『進・スマートハイム』を、28日より北海道、沖縄および一部積雪地域を除く全国で発売すると発表した。

 フラット屋根の特徴を活かし、大容量のPVを搭載すると同時に、屋外設置型の大容量リチウムイオン蓄電池を設置。消費電力や発電状況、蓄電池の充電量や放電量などの情報を蓄積し、そのデータを分析しながらコンサルティングを行なう最先端のHEMSにより、効率的な蓄電池の使い方を提案していく。

 蓄電池は、5.53kWhと7.2kWhの2タイプを用意。蓄電池からの電力供給については、日中はPV発電電力、夜間は蓄電池に貯めたPV余剰電力を使う「グリーンモード」、日中PVモードで余剰分を電力会社に売電、朝晩は安価な深夜電力を使う「経済モード」、停電時に自動で電力を供給する「非常運転モード」の3つの運転モードで運転が可能。

 5.53kWhタイプの蓄電池を搭載し、グリーンモードで稼働した場合、年間エネルギー自給率61%が実現可能。また経済モードで稼働した場合は、一般住宅に比べて、年間光熱費を32万4,000円削減できるとの試算結果が得られたという。

 同社専務執行役員住宅カンパニープレジデントの髙下貞二氏は「震災発生前から蓄電システムについて実証実験を重ね、ようやく商品化に繋がった。現在、日本は未曾有の電力危機状況にある。この状況を乗り越えるべく、電力のピークカット・ピークシフトに大きく寄与するこのシステムを搭載した住宅を販売し、スマートハウスを一気に普及させたい」などと語った。

 同社は、大容量ソーラー(4.87kW)、蓄電システム(5.53kWh)、コンサルティングHEMS「スマートハイムナビ」のセットで価格を376万9,000円に設定。公的補助金とスマートハイム・モニター制度、おひさまアースエイド(キャンペーン割引)で、230万1,000円の負担で導入できる。

 初年度販売目標は5,000棟、次年度1万棟。

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