不動産ニュース / 調査・統計データ

2012/4/20

関西圏、住宅地は12期連続横ばい傾向、既存マンションはやや下落傾向に/三井不動産リアルティ調査

 三井不動産リアルティ(株)は19日、関西圏(大阪市およびその近郊・京都府・神戸および阪神)の住宅地および既存マンション価格動向調査「第14回リハウス・プライスリサーチ」(2012年4月1日時点)を発表した。調査地点は住宅地164ヵ所、既存マンション173ヵ所。

 12年1~3月における変動率は、住宅地が▲0.1%(前回調査時▲0.8%)と12期連続横ばい傾向に。既存マンションが▲1.0%(同▲0.1%)とやや下落傾向となった。住宅地地点のうち、上昇は15ヵ所(同10ヵ所)、横ばいは135ヵ所(同126ヵ所)、下落は14ヵ所(同28ヵ所)。既存マンション地点では、上昇は15ヵ所(19ヵ所)、横ばいは116ヵ所(128ヵ所)、下落は42ヵ所(26ヵ所)となった。

 地域別での価格変動率は、住宅地が大阪市内0.0%(▲0.7%)、大阪東南部▲0.5%(同▲0.5%)、北摂0.0%(同▲0.2%)、京都▲0.3%(同▲1.2%)、神戸・阪神0.1%アップ(同▲1.1%)と全体的に横ばい傾向。既存マンションは、大阪市内▲0.9%(同0.0%)、大阪東南部▲0.9%(同0.4%アップ)、北摂▲1.2%(同▲0.2%)、京都0.2%アップ(同▲0.1%)、神戸・阪神▲1.5%(同▲0.3%)となり、北摂と神戸・阪神ではやや下落の傾向がみられた。

 なお、年間変動率は住宅地で▲1.4%(同▲1.5%)、既存マンションで▲2.2%(同▲1.4%)。いずれもやや下落傾向が続いている。

 今後の見通しについて、同社は「一部エリアで価格調整の動きがみられるものの、値動きの幅としては比較的小さいものであることから、今後も大きな価格変動は見受けられない」としている。

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