不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2012/4/20

住宅市場の8割を占める工務店シェア市場へ参入/エス・バイ・エル

「住宅市場の8割を占める工務店シェア市場へ参入していく」と述べるエス・バイ・エル(株)代表取締役社長の荒川俊治氏
「住宅市場の8割を占める工務店シェア市場へ参入していく」と述べるエス・バイ・エル(株)代表取締役社長の荒川俊治氏

 エス・バイ・エル(株)は20日、2012年2月期決算説明会を開催した。

 当期(11年4月1日~12年2月29日)の連結売上高は366億8,300万円(前期:395億5,500万円)、営業利益9億2,100万円(同:11億2,300万円)、経常利益7億9,400万円(同:8億2,000万円)、当期純利益4億2,100万円(同:6,000万円)。なお、12年2月期は、決算期変更に伴い11ヵ月の変則決算となっている。

 住宅事業部門では、(株)ヤマダ電機との提携による「SMART HOUSING(スマートハウジング)」を全面に打ち出した営業・商品戦略を展開し、受注拡大と利益改善に努めた結果、売上高308億1,500万円、営業利益12億9,000万円を計上。
 リフォーム事業部門については、11年7月より完全定額制で1棟まるごとリフォームサービスを提供する「リフォームすっきり君」の販売を開始。11年10月からは、ヤマダ電機とのコラボレーションによる太陽光発電、オール電化キャンペーンを実施するなど受注増に努め、売上高は54億5,000万円、営業利益は3億3,800万円となった。

 会見で同社代表取締役社長の荒川俊治氏は、「年収400万~500万円の市場に向けて、分譲計画を進めている」として、大型分譲地の仕入れを強化し、14年度には1,311区画、売上高294億3,400万円を計画していることを明らかにした。「今後は、新商品を開発し、住宅市場の8割を占める工務店シェア市場へ参入していく。ヤマダ電機とは、完全別会社として、互いのシナジーを高めていき、12年度の売上棟数は1,860棟(11年度1,334棟)を目指していく」などと述べた。

 なお次期については、連結売上高530億円、営業利益12億円、経常利益11億円、当期純利益6億円を見込む。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。