不動産ニュース / ハウジング

2012/4/24

日本初の「5階建てモデルハウス」をオープン/パナホーム

「Vieuno5(ビューノ・ファイブ)」本所吾妻橋モデルハウス外観。近くには、東京スカイツリーの姿が
「Vieuno5(ビューノ・ファイブ)」本所吾妻橋モデルハウス外観。近くには、東京スカイツリーの姿が
3階では床を掘り下げて、落ち着いた雰囲気の書斎を設けている
3階では床を掘り下げて、落ち着いた雰囲気の書斎を設けている
「都市部を中心に、『Vieuno5』を提案していきたい」と述べる、パナホーム(株)東京営業本部本部長東部営業スタッフ担当・常務執行役員の平澤博士氏
「都市部を中心に、『Vieuno5』を提案していきたい」と述べる、パナホーム(株)東京営業本部本部長東部営業スタッフ担当・常務執行役員の平澤博士氏

 パナホーム(株)はこのほど、総合住宅展示場「本所吾妻橋ハウジングギャラリー」(東京都墨田区)に、日本初となる5階建てのモデルハウスをオープンした。

 モデルハウスは、重量鉄骨ラーメン構造5階建て、建築面積83.74平方メートル、延床面積328.34平方メートル。2011年9月に発売した「Vieuno(ビューノ)」がベースで、1階は店舗スペース、2階は賃貸住宅、3~5階は自宅にした店舗・賃貸併用プラン。

 5階建てとすることで、建物が密集する都市部でも二世帯の暮らしに加え、賃貸や店舗、事務所など、収益スペースも組み込めるメリットを提案。今後は、5階建ての「Vieuno」を、「Vieuno5(ビューノ・ファイブ)」の愛称で展開していく。

 「Vieuno5」では、独自のラーメン構造により柱間隔が最長7.2mの大空間を実現。工業化住宅業界で最小となる150mmピッチの設計モジュールで、階ごとに天井高の変更が可能。最長2,250mmまで張り出しができるオーバーハングが可能で、居住面積を確保しながら階下にガレージを設けることができる。交通振動を緩和する「AMD制振装置」も標準装備し、地震への安全・安心にも配慮している。

 ターゲットエリアは、狭小住宅が密集し、防火地域の割合も高い東京・城東地域。建築にさまざまな制約がある一方、建ぺい率や容積率が大きく設定されているため、建物を敷地いっぱいに建築でき、同社の技術が優位にはたらくため。24日に行なわれた会見で、同社東京営業本部本部長東部営業スタッフ担当・常務執行役員の平澤博士氏は「『Vieuno5』は、足場がなくても工事が可能で、タテにも横にも自由な設計ができる敷地対応力が特徴。都内や横浜、川崎などの都市部で提案していきたい」などと述べた。

 なお、販売価格は、本所吾妻橋のモデルハウスを標準(住居専用の場合)として、税込み8,800万円。

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