一般財団法人日本不動産研究所（JREI)は8日、MUTB-CBRE 不動産投資インデックスの基本的枠組みを承継した「JREIオフィス投資インデックス」（JOIX、2011年12月末時点）を新たに作成。東京都心5区および大阪市の調査結果を発表した。各ゾーンに設定された地価公示地点からオフィスビル適地を選定、当該地点上に最有効使用のオフィスビルを設定したものとし、半期（6月末および12月末）ごとに作成していく。
総合収益率は、東京都心5区が1.91％（前年同期比2.65ポイントアップ）、大阪市が3.03％（同4.96ポイントアップ）といずれも改善。インカム収益率は、東京都心5区が4.76％（同▲0.08ポイント）と悪化。一方、大阪市は6.17％（同0.26ポイントアップ）と改善した。キャピタル収益率は、東京都心5区が▲2.85％（同2.73ポイントアップ）、大阪市が▲3.14％（同4.69ポイントアップ）といずれも改善傾向となった。
同調査は、全国13都市81ゾーンで実施しており、その他地域の調査結果は、同研究所（03-3503-5347）に問い合わせが可能。
