常和ホールディングス(株)は10日、2012年3月期決算を発表した。
当期(2011年4月1日~12年3月31日)の連結売上高は129億6,600万円(前年同期比▲3.5%)、営業利益は44億200万円(同4.9%増)、経常利益は28億7,100万円(同13.2%増)、当期純利益は15億4,500万円(同▲42.9%)。
主力の不動産事業では、物件売却による賃料の減少、一部テナントの賃料低下などにより、売上高は82億600万円(同▲6.7%)と減収だったが、コスト削減等により営業利益は42億9,600万円(同2.2%増)と増益を確保した。
ホテル事業では、東日本大震災の影響から事業環境が厳しい状況だったが、売上高は42億5,000万円(同2.1%増)。前期計上したホテル新規開業費用がなくなったこと、コスト削減等で営業利益は12億1,200万円(同35.4%増)となった。
なお、通期では連結売上高141億円、営業利益46億円、経常利益32億円、当期純利益20億円を見込んでいる。