不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2012/5/11

長期優良、エコ、子育てなど戸建住宅事業が堅調に推移/大和ハウス工業12年3月期決算

 大和ハウス工業(株)は10日、2012年3月期決算を発表した。

 当期(11年4月1日~12年3月31日)の連結売上高は、1兆8,487億9,700万円(前年同期比9.4%増)、営業利益1,149億5,500万円(同31.1%増)、経常利益1,085億600万円(同37.3%増)、当期純利益332億円(同21.8%増)。

 当期は、リチウムイオン蓄電池を搭載した環境配慮型商品「スマ・エコ オリジナル」等を発売したほか、経営の意思決定のスピードを向上させるとともに、将来の核となる人財の教育を強化する等、グループを支える経営基盤整備に取り組んだ。
 また、中国・常州に大和房屋(常州)房地産開発有限公司、アメリカにDaiwa House USA Inc.を設立する等、本格的な海外展開に向けた拠点整備を推進した。

 セグメント別では、戸建住宅事業において、標準仕様で長期優良住宅認定基準を満たし、政府の住宅取得支援策に合致する戸建住宅商品「xevo(ジーヴォ)」の販売拡大に注力。また、新商品として「スマ・エコ オリジナル」や育児・家事への参加意識が高い共働き子育て世代をターゲットにした「xevo Li(ジーヴォリアン)」、都市部の狭小地での建替層に重点を置いた3階建て「xevo 03(ジーヴォ・ゼロサン)」等を発売。売上高3,363億6,400万円(同4.3%増)、営業利益110億1,000万円(同52.7%増)を計上した。

 賃貸住宅事業では、ホームセキュリティを標準搭載した防犯配慮型賃貸住宅のコンセプトはそのままに収納力やデザイン性を高めたアイテムを採用した「セジュールウィット-SW」や「セジュールオッツ-SW」の販売が好調に推移。大和リビング(株)の賃貸住宅管理戸数が29万2,478戸(前年同期比9%増)となるなどし、売上高5,267億5,500万円(同6.2%増)、営業利益529億9,700万円(同12.8%増)を計上した。

 次期については、売上高1兆9,000億円、営業利益1,180億円、経常利益1,110億円、当期純利益580億円を見込んでいる。

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