不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2012/5/14

「パワービルド工法」が国内外で高い評価。増収増益に/すてきナイスグループ12年3月期決算

 すてきナイスグループ(株)は11日、2012年3月期決算を発表した。

 当期(11年4月1日~12年3月31日)の連結売上高は2,416億7,200万円(前期比1.0%増)、営業利益33億5,100万円(同8.6%増)、経常利益23億3,900万円(同29.8%増)、当期純利益10億6,000万円(同232.8%増)となった。

 主力の住宅資材事業では、住宅の復旧用資材の供給に注力。応急仮設住宅等に標準採用している「パワービルド工法」が、耐震性の高さや工法の合理性の面から国内外で高い評価を受けたことなどの結果、売上高は1,652億5,800万円(同1.4%増)、営業利益は20億6,900万円(同50.6%増)を計上。

 不動産事業では、グループの販売力の優位性を発揮できる横浜市・川崎市および仙台市等に販売地域を集中して供給を進めたが、地方マンションの引渡戸数は増加したものの、首都圏マンションの引渡戸数が減少、売上高406億4,900万円(同▲7.5%)にとどまった。

 なお、同社は同日付でグループ中期経営計画「FENICE:ナイス パワーアップ計画」(12年4月~15年3月)を発表した。東日本大震災の影響で住宅の安全・安心に対する価値観が大きく転換する中、「地震に強い住まいづくり」の分野において先行する強みを最大限に活かすとともに、激変する市場環境に適応すべく、事業ポートフォリオの見直しおよび収益事業の構築等を図っていくとしたもの。
 これらの取り組みにより2015年3月期の売上高2,600億円、営業利益37億円、経常利益26億円、当期純利益14億円を目指す。

 次期は、連結売上高2,420億円、営業利益34億円、経常利益24億円、当期純利益11億円を見込む。

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