日本商業開発(株)は11日、2012年3月期決算を発表した。
当期(11年4月1日~12年3月31日)の連結売上高は、99億7,300万円(前期比773.9%増)、営業利益7億4,600万円(同134.4%増)、経常利益7億2,800万円(同274.1%増)、当期純利益3億9,300万円(同24.0%増)。
年金基金等より総額24億円の出資を受け、現物不動産である底地を投資対象とした不動産私募ファンド「JINUSHIファンド」を組成。この仲介手数料収入や翌期に計画していた不動産投資事業における販売用不動産のすべてを売却した結果、当初計画を上回る増収増益を達成した。
主力の不動産ソリューション事業においては、売上高93億8,304万円(前年同期は3億2,350万円)、セグメント利益は9億8,305万円(同220.7%増)。デベロッパー・エージェント事業においては、売上高2億9,293万円(同▲3.0%)、セグメント利益は5,703万円(同▲16.8%)となった。
なお、次期では連結売上高48億円、営業利益5億1,000万円、経常利益2億2,000万円、当期純利益1億2,000万円を見込む。