不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2012/5/15

戸建分譲の業績不振などにより、営業損失3億円/細田工務店12年3月期決算

 (株)細田工務店は14日、2012年3月期決算を発表した。

 当期(11年4月1日~12年3月31日)の連結売上高は、161億9,700万円(前期比▲15.5%)、営業損失3億1,400万円(前年同期:営業利益7億500万円)、経常損失8億2,800万円(同:経常利益2億8,200万円)、当期純損失9億1,000万円(同:当期純利益1億5,800万円)。

 東日本大震災の影響で、販売予定の分譲用地の確保に時間を要し、建売分譲へ切り替えたものの、労務不足も重なり建物竣工が遅延。戸建分譲事業が大きく落ち込んだ。また、たな卸資産評価損2億9,100万円の売上原価への計上もあり、減収減益となった。

 建設事業は、顧客獲得競争が一層激化し受注単価が低調に推移する厳しい環境の中、「プラウドシティ稲毛海岸 シーズン街区」(千葉市美浜区)などの戸建分譲住宅を完成工事高に計上。注文住宅・リフォーム・小口営繕工事を中心に需要の掘り起こしに努め、売上高59億1,300万円(前年度比9.0%増)、営業損失2億円(前年度:営業利益3億3,800万円)を計上。
 不動産事業は、営業人員の強化に努めたものの、建売分譲において建物竣工が遅延し顧客の物件検討期間が短くなったため、契約および引き渡しが大幅に遅延。売上高99億1,200万円(前年度比▲26.0%)、営業利益2億7,100万円(同▲68.8%)の減収減益となった。

 次期は、連結売上高251億円、営業利益9億1,000万円、経常利益3億3,000万円、当期純利益2億9,000万円を見込んでいる。

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